攻めのリハチーム
言語聴覚療法では、失語症(※1)や構音障害(※2)といった言語障害の他、高次脳機能障害(※3)、摂食嚥下障害(※4)に対し、言語聴覚士が検査や訓練、指導を行っています。舌圧計やVF(嚥下造影)などの機器、豊富な失語症・高次脳機能障害の評価用具も揃えており、根拠に基づいた専門的な治療を提供しています。また、入院生活だけでなく退院後の生活を展望し、主治医・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・栄養士・歯科衛生士など、多職種と情報を共有しながらチームで進めています。
- (※1)失語症
- 脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷等によって大脳の言語中枢が侵され、言葉が理解できない、思い出せない、字が書けない・読めない、計算ができないなどの症状をきたす。
- (※2)構音障害
- 言語理解には問題がないが、口唇や舌の麻痺により発音が上手にできなくなるなどの症状をきたす。
- (※3)高次脳機能障害
- 脳損傷により注意力や記憶の低下、感情の抑制がきかなくなる等の症状が現れ、状況に応じた行為が行えなくなるといった症状をきたす。
- (※4)摂食・嚥下障害
- 物を認知できない、飲み込めない、噛めない、むせるなど飲み込み全般の障害。