攻めのリハチーム
「今、あなたは何をしていますか?」
「今日、あなたはこれから何をしますか?」
この質問の「答え」になる日々それぞれの人の日常生活での食事、着替え、トイレに行く、お風呂に入るなどの身の回りの事から、遊び、仕事を含む全ての行いを作業療法の分野では「作業」と呼んでいます。
そのため、作業療法では、身の回りの事から、家事、買い物、公共交通機関の利用や自動車の運転に関わること、手芸やDIYなどの趣味にいたるまで、その人ごとに必要なことを再度遂行できるようにして、再び家庭、社会において役割を再獲得できるような関わりをしていきます。
以上の事を実現するために、私達は様々な器具や設備を設けて取り組んでいます。 以下はその一例です。
作業療法分野の取り組み
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- 手の麻痺の改善を促す先駆的治療の実践
- 身の回りの事をするには、手を使うことはかかせませんが、脳卒中などの脳の障害によって手に麻痺が生じることがあります。作業療法では、手の麻痺の改善を促す取り組みとして、筋肉の動きを補助する電気刺激装置を用いた先駆的な治療を実践しています。また、促通反復療法(川平法)をはじめとした様々な治療手技も取り入れております。
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- 病院退院後の生活を見据えた活動の実践
- 在宅復帰の支援のため、食事やトイレ動作をはじめとした日常生活活動の自立度を高めていけるように、専門的に評価、アプローチをしていきます。
また、病院から退院し、ご自宅に帰るにあたり、料理を作ったり、洗濯をしたり、時には電車やバスにのって外出することが出てきます。それらのことを退院してから初めて行うのではなく、病院内でも予行演習できるような設備を設けています。
ご自宅に帰ってから、家庭内、家庭外問わず役割を持って生活をすることは、生活の張りを生み出し、達成感や充実感を生む原動力になる非常に重要な取り組みであると考えており、各個人の生活を見据えた取り組みを大切にしています。
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