介護が必要になった時、家族が要介護になった時、この先どうなるのか、介護していけるのか、何かあった時に一人でどうしたらいいのか、心配と不安でいっぱいになってしまいます。

利用者さんに今後の望む生活について伺うと「このまま、住み慣れた家で暮らしていきたい」と多くの方が答えます。それでも、持っている思いや拘りはその人それぞれで違っています。

ご本人とご家族でも思いが違う事も多く、サービスが上手く進まず対応に苦慮する場面も多々あります。チームで課題を共有しながら関わりを持つ事で、気が付いたことやポツリと漏らした言葉がヒントになり、状況が好転する事があります。チームとして目指そうとする具体的な成果が共有された時、その人らしさが尊重されたプランとして動き出します。

サービスや支援の提供によりご本人、ご家族の不安が軽減され、少し希望を持てるようになった時に、笑顔で嬉しそうに話してくれたり、「ありがとう」「あなたのおかげよ」「助かりました」など、感謝の言葉を言ってくれます。その時には本当に嬉しく、やりがいを感じます。今後も、利用者さんに寄り添った対応ができるよう、知識や技術などの専門性の向上を図っていきたいと思います。