Vol.0672024.01
「生活に関わる仕事」
職種:
作業療法士
勤続年数:
3年

私はねりま健育会病院に新卒で入職し、現在3年目になります。仕事に取り組む中でやりがいを感じる場面は、退院された患者さんが生活を取り戻し、地域の中で活躍している姿を見たときです。

かつて担当していた脊椎損傷の患者さんAさんがいました。Aさんは入院時歩くこともままならず、車椅子で移動されていました。3ヶ月の治療の末、退院時にはフリーハンドで歩行できるまでに回復しました。外来リハビリに通うAさんと久しぶりに話す機会がありました。「階段を歩く度に皆さんに見せたくなるんです!」「家族と旅行に行けたんです!」「ラグビーの仕事にまた戻れました!」。いきいきとした表情で近況を話すAさんを見て、私はこの仕事を選んで良かったと心から思いました。

治療は退院時に終わるのではなく、生活に戻ってからも続きます。退院後の生活に繋がる支援を行えるよう、このねりま健育会病院でさらに学びを深めていきたいと考えています。