Vol.0522022.09
「安心して患者さんに薬剤を投与したい」
職種:
薬剤師
勤続年数:
5年

2020年1月に初のコロナ感染患者が確認されてから、丸2年が経ちました。

2020年はまだワクチン接種もなく、もちろん治療薬もない状況でした。未知なるウイルス・・毎日が不安で勤務をしていたのを今でも覚えています。

第1波、2波、3波・・・と、コロナ感染患者が増大していくなか、治療薬もめまぐるしく変化していきました。

当院の第1波の時期は、感染患者は転院をしていましたが、その後、医療逼迫から回復期リハビリテーション病院でも自院で治療を行わざる得なくなり、新薬のゼビュディ点滴静注用を使用することとなりました。

私が薬剤師になって、教科書にない薬剤を手にするのは初めてで、戸惑いと不安がありました。そんなとき、グループ病院の石川島記念病院がコロナ感染症受け入れ専門病院であるので、いろいろと助言をいただきました。忙しい中、コロナ感染症治療薬の注意事項、現状を教えてくださり、大変心強かったです。

正確な情報をもとに、安全に患者さんに薬剤を投与できたことは、医療人として最善が尽くせたと思いました。これからもコロナ感染症とは、隣り合わせて生活していかなくてはならないと思います。薬剤師として、安全で正確な薬が患者さんに投与できる環境を作っていきたいと思います。