Vol.0392021.06
「初めて担当させていただいた患者さんとの思い出」
職種:
作業療法士
勤続年数:
1年3ヵ月

当院で作業療法士として働き始めて、初めは業務を覚えることで精一杯でしたが、夏頃より徐々に自分の担当患者さんを持たせていただくようになり、介入内容や問題点・利点、退院後の生活などをじっくり考えることができました。また、病棟での生活なども含め、他職種連携の重要さを知りました。
私の最初の担当患者さんは主婦の方で、「また料理を作れるようになりたい」との希望がありました。そのため、調理訓練をするにあたり、一緒にメニューや材料を決め、調理訓練当日は1時間で3品を作り上げました。調理をとても手際よく進められて、今まで知ることの出来なかった患者さんの一面を見ることができた気がしました。

退院してしばらくは、当院の外来リハビリに通うことになり、外来に来られるたび料理を持ってきて下さいました。「料理を作れるようになったし、みんなが喜んでくれるから嬉しくて」と、笑顔で話されていたのが印象に残り、私も患者さんや周りの方々の喜びに貢献できたという実感に、やりがいを感じました。

今後も患者さんのことで悩むこともあると思いますが、上司の方や先輩方にアドバイスをいただきながら、自己研鑽も怠らずさらに精進していきます。