Vol.0312020.06
「回復期のやりがい」
職種:
看護師
勤続年数:
2年

私がやりがいを感じた瞬間は、ある患者さんの退院時の見送りの時でした。
入院時、精神状態が不安定で常時スタッフが目を離すことが出来ない状態でした。開始した薬剤調整もうまくいかず、この先退院までどのようなプランを立て、どうアプローチをしていけば良いか分かりませんでした。そこで、医師やセラピスト、看護師をはじめとする多職種間で話し合い、少しずつ患者さんにあったケアを行う事で落ち着き、ADLも向上していきました。私が看護師として工夫した点は、患者さんの話しを傾聴することでした。いきなりの受傷に頭がついていかず、不安な気持ちが大きかった患者さんは、話を傾聴する事で落ち着かれていきました。また、その話のなかで入院前に患者さんが大事にしていたことなどを知ることができ、より良い関わり方ができるようになりました。

リハビリ経過が良好にすすみ、ある時感謝の気持ちを綴る手紙をいただきとても嬉しかったです。患者さんの想像以上の回復がみられる回復期に、とてもやりがいを感じています。