Vol.0102018.07
「チーム医療によって残された機能を回復させ、
能力をとり戻すということ」
職種:
看護師
勤続年数:
1年

8年間施設看護師として在宅看護の関わりをしてきましたが、在宅へ移行するための看護の関わりとチーム医療に興味があり入職しました。最初の受持ちの患者さんは寝たきりで、経鼻マーゲンチューブ、尿管バルーンカテーテルが入っており、ストレッチャーで入院されました。すぐにマーゲンチューブとバルーンカテーテルを抜き、合同評価でトイレに座らせると、自尿がみられました。トイレで排泄することはごく普通の行為なのですが、ずっと病床で過ごされた方に対しては大きな一歩です。その様子にご家族は涙を流して喜ばれていました。その患者さんは自分で口から食事がとれるようになり、装具を着けて介助歩行ができるまでに回復されました。残された機能を回復させるために、チームの各専門分野の見解を出し合い、同じ目標に向かって介入することの過程は充実感があり、達成感もあります。今後もチームの中で看護師の役割を発揮できるよう努めていきたいです。