私はもともとフレンチ、スパニッシュといったレストランで働いておりましたが、コロナ禍をきっかけにこのねりま健育会病院に入職し早くも3年が経ちました。大量調理は初めてだったので現在でも色々学ばせて頂いております。ポイントは素材の味をいかに生かすか。患者さんに「今日のはとても美味しかった！」と言わしめるように日々奮闘しております。

例えばカレー。玉ねぎをしっかり飴色になるまでしっかり炒めて玉ねぎ本来の甘味をしっかり出す。ハンバーグ、ミートローフ等の肉を焼くときはしっかりとメイラード反応を起こさせて香ばしい香りを出す。魚を焼く時も然り、炒め物は水分が出すぎて味が薄まらないように気を付けます。また行事食は普段の食事よりもさらに特別感を出せるようなメニューを管理栄養士と打ち合わせしながら考えます。その結果患者さんを喜ばせることができたならこれ以上の喜びはありません。