Vol.0472022.04
- 「多職種によるアプローチが笑顔の退院につながる」
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職種:
看護師勤続年数:
1年 -
私が回復期病棟にきてやりがいを感じたことは、患者さんが笑顔で退院されるのをみたときである。
以前は、急性期の脳神経外科病棟で働いており、リハビリのために回復期病院へ送る側だったので、障害が残った状態で転院していくのをみていくことが多かった。回復期病棟で働き始めたばかりの時は、ADL全介助だった患者さんが良くなるという想像ができず、戸惑いもあった。回復期では入院期間が長いため、徐々にではあるがADLが拡大していく患者さんの状況を間近でみて、日々の変化に気づくことができること、患者さんとできるようになったことを喜べることは急性期では感じることができなかったことだと思った。
急性期でも治療にあたってチーム医療は行なわれているが、多職種で1人の患者さんの回復に対するアプローチを考える事はほとんどなかった。プライマリーとして患者さんの方向性について悩むことはあるが、チームでの関わり方などを検討し退院へ繋げる事が出来たときに「やっていてよかった」と感じる。これからもそういった経験ができるように、多職種と連携していたいと思う。