Vol.0432021.11
「患者さんを家族の元へ」
職種:
看護師
勤続年数:
8ヶ月

私が仕事を通してやりがいを感じる場面は、患者さんが笑顔で自宅退院をされる瞬間です。私は、以前SCU病棟(脳卒中集中治療室)で3年間勤めていました。SCUでは術後の患者さんが多く、全身状態が安定すると一般病棟へ転床してしまうため、その後の退院までの状態や家族支援などには関わる事が出来ず、もどかしさを感じていました。そのため、退院支援の看護分野を学びたいという気持ちが高まり、回復期病院へ志すようになりました。

数あるリハビリ病院の中から当院を選んだのは、‘攻めのリハビリテーション’という言葉に惹かれ、私自身も回復過程の患者さんと密に関わっていきたいという気持ちからです。

当院に入職してからは、プライマリー看護制度で患者さんを入院から退院まで担当していますが、退院支援の看護は難しく、考え方や支援方法など悩む事も多くあります。その中で、私は「チーム医療」がとても重要であるということに改めて気付かされました。チームで介入することで、様々な観点から患者様に必要な支援とは何か理解する事ができ、それについての具体的なアプローチ方法などチームで検討することができます。

今後も定期的なカンファレンスを実施しながら、チームで様々な意見を出し合い、個々の患者さんに合った看護を提供し、患者さんが無事に笑顔で自宅退院できるよう努めていきたいと思います。