Vol.0412021.08
「悩んでいた事も思い出となる感謝の言葉」
職種:
理学療法士
勤続年数:
1年5ヶ月

記銘力低下により担当のセラピストを覚えるのが困難であり、リハビリ拒否を認めることもある患者さんが、退院日前日のリハビリで、笑顔で「沢山迷惑をかけたね。ありがとう」と感謝の言葉を伝えて下さいました。

入院当初は圧迫骨折の保存療法であったため、動作時に疼痛が強く見られており、離床拒否がありました。上司に同席を依頼し介入目的を指導してもらい、自ら起きられるように飲水提供等の余暇時間の使い方を考えました。徐々に腰痛の軽減と動作の介助量の軽減を認め、患者さんが自ら起きられるようになりました。

初めて認知機能の低下を認める患者さんを担当し、コミュニケーションを取る事も苦戦していたため、最終リハビリで頂いた感謝の言葉が印象に残りました。悩みながら真剣に取り組んだことが、患者さんにも伝わっていることは、やりがいにつながると思いました。