Vol.0372021.04
- 「作業療法士として働いてみて」
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職種:
作業療法士勤続年数:
1年1ヶ月 -
私は、昨年の春から社会人一年目の作業療法士として、ねりま健育会病院で働いてきました。
働き始めて10ヶ月が過ぎた頃、重度の脳血管障害の患者さんを担当しました。担当し始めた頃は、「疲れました。お願いだから帰ってください。」などの発言があり、リハビリの拒否が続いていました。なんとかリハビリができる方法を模索していく中で、犬や猫の写真を見ること、手を握って笑顔で話しかけること、不安な時は親身になって傾聴することで、その患者さんが笑顔になり、次第にリハビリを受入れ、前向きに向き合って頂けるようになりました。
目が合うと笑顔で「良かった。来てくれたのね。」と言ってくださるようになり、困った時は何でも頼ってくださるようになりました。リハビリが終わるときには毎回笑顔でお礼を言って下さいますが、私も患者さんの笑顔に支えられています。
リハビリ治療では、患者さんも大切なチームの一員。患者さんと共に支え合いながら、作業療法士として働くことができる環境にやりがいを感じています。