Vol.0222019.08
「食事という日常を通じて、
その人らしさを取り戻す援助」
職種:
看護師
勤続年数:
1年

私たちにとって口から食事を摂ることは当たり前の事だと思います。しかし、患者さんの中には経口摂取が難しく、経管栄養の方もいらっしゃいます。経管でも栄養は摂れますが、やはり皆さん「口からご飯を食べたい」とおっしゃいます。

そういった方でも、医師やセラピスト、栄養科などと協力して少しずつ経口摂取を進めていくことで、毎日の食事が口から食べられるようになることもあります。食事を口から食べるようになることで、自身の回復も実感することができ、笑顔がみられるようになって穏やかに過ごせるようになる方もいらっしゃいます。

食事は栄養を摂るために大切なことです。しかし、「食べる」ということの意味はそれだけではありません。美味しい・嬉しいといった喜びの気持ちを生み出し、その人らしい生活を送ることにも繋がるのだと感じました。日々のケアを通じて、その人らしさを取り戻す援助ができることはやりがいを感じることだと思います。