Vol.0082018.05
「たくさんの人に支えられて
今の私がいるということ」
職種:
作業療法士
勤続年数:
2年

私は人の役に立ちたいと思いこの仕事を選びました。その中で改めて考えさせられた出来事がありました。担当していた患者さんから東京オリンピックの記念硬貨を手渡された時のことです。退院間近で「これを見て私を思い出して」と、これまでの感謝の気持ちを伝えてくれました。本人にとってこの記念硬貨は学生時代の大切な思い出の品物でした。私は感動すると同時に、その方を支えられた存在になれたのだと胸が熱くなりました。それだけではなく、私自身もその患者さんから沢山の元気を頂いていた事に気づきました。心のこもった感謝の気持ちに、日々の疲れも吹き飛び、さらに頑張ろうと思う力がわいてきました。これまで私は「支える側」と考えていましたが、私自身も関わらせて頂いている沢山の人々に支えられているのだと改めて考えさせられました。これからも一人一人の気持ちと向き合い仕事をしていき、自分自身の成長にも繋げていきたいと思っています。