Vol.0022017.10
「初めての環境に戸惑いながら、
上司からの指導・アドバイスによって挑めた症例」
職種:
理学療法士
勤続年数:
7ヵ月

私はねりま健育会病院へは開設に伴い入職をしました。理学療法士として5年目にして初めての回復期リハビリテーション病院での勤務でした。今まで外来の整形外科クリニックでの勤務であったので、180度変わった環境でのリハビリは私にとって戸惑いと不安しかありませんでした。私がこの症例を担当したのは6月下旬でした。当初は意識障害も重度で、四肢麻痺もありADLも全介助の状態でした。日々、上司から指導とアドバイスを受けながら、自分としても患者とどう向き合っていいのか、どのようにゴールと目標を共有し、患者様やご家族と一緒にリハビリを行っていくかを模索しながら進めていきました。その結果、リハビリがスタートして4ヵ月目の9月上旬に初めて“おはよう"といった発声がみられるようになりました。言われたときの感動は何事にも変えられないものでした。とても小さな変化であるのかもしれません。ただ私にとっては、とてつもなく大きな変化でした。残りの入院生活で1つでも多くの変化を引き出し気づけるように日々のリハビリや生活に全力で挑み向き合っていきたいと思います。