私は当複合施設に入職し、回復期病棟、老健（通所リハビリ・訪問リハビリ）とそれぞれが全く違う役割を担っている部署を経験してきました。現在は訪問リハビリを中心にリハビリを実施しています。訪問リハビリの利用者さんは多くが当施設を退院・退所経験がある方々です。訪問リハビリの強みはそういった方々にスピーディな多職種連携・情報共有や、回復期と同等レベルのリハビリを提供することにあります。
ある訪問リハビリ利用者さんは自転車運転のご希望がありましたが、膝に痛みがあり運転が困難でした。そこで当施設の強みを活かし、身体機能のリハビリに加え、自転車運転練習も実施することで、HOPEを達成することができました。在宅生活の中で自転車運転練習という比較的難易度の高いことを訪問リハビリで実施する機会はそう多くないと思います。そういったレベルの高いサービスを提供でき、利用者さんに笑顔を与えられるこの仕事を誇りに思います。